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Webデザイナー1年目の教科書意識してほしい10のこと

Webデザイナー1年目の教科書意識してほしい10のこと

Webデザイナー1年目に気をつけたほうが良いことってなんだろう...?できる人になるためには何が必要なんだろう...?

こういったお悩みに答えます。

本記事の内容

  • 新入社員が意識すると同期と差がつく10のこと
  • 必要とされる人材になれる
  • デザインの質が向上する

この記事を書いている僕は、現役Webデザイナー兼フロントエンドエンジニアとして5年目になります。

5年目となると、入社1年目の新人の教育をすることも増えてきました。

前職は美容師で、独学で勉強し未経験で入社した、右も左もわからなかった1年目を思い出しながら「自分もこんなんだったな...」と振り返りながら教えています。

この記事では、Webデザイナーに限らず入社1年目に意識すると確実に周りと差がつく10のことをご紹介します。

Webデザイナーを4年経験した実体験をもとに、過去に戻れるなら「確実にこうするな」という使えるものだけをご紹介するので参考にしていただければと思います。

入社1年目の教科書 意識してほしい10のこと

入社1年目の教科書 意識してほしい10のこと

結論からお伝えすると下記の10項目になります。上から特に意識して欲しい順で並べています。

  • とにかく締め切りを守る
  • ショートカットの使い方をマスターする
  • とにかくスピード
  • とにかく量をこなす
  • とにかくアウトプット
  • デザインの向こう側を意識
  • 自分の気持ちをもつこと
  • コミュニケーション能力
  • ヤル気は行動で示す
  • どんなことでも楽しむ姿勢

さっそく、各項目を解説していきます。

1.とにかく締め切りを守る

忖度なしで申し上げると、1年目の新入社員に仕事の質は求めていません。

そして「仕事」には必ずいつまでに終わらせるかという「納期」という締め切りがあります。

この「納期」をとにかく守りましょう。

周りの同期、少し上の先輩と差をつけたかったらさらに前倒しで終わらせましょう。

たとえ、質が100%でも納期に間に合わなければ意味がありません。納期に遅れることが続くと、「あの人に任せたら、納期に間に合わない」とレッテルを張られ、信頼も失い、仕事も回ってくることはなくなるのは想像できるかと思います...

さらにいうとあなたなら次のうちどちらの人に仕事を任せますか?

1.仕事の完成度は70%だけどいつも納期より前倒しで終わらせてくれる人

2.仕事の完成度は100%だけどいつも納期より遅れる人

こう見ると、1番の人に任せたいと思うと思いますが自分のことになると案外2番に当てはまっていないでしょうか?

今日から締め切りより前倒しで終わらせる意識をもち仕事に臨みましょう。

2.ショートカットの使い方をマスターする

ショートカットを覚えると今までの仕事が3倍早くなります。

これは実体験なのですが、完全未経験の状態で「ショートカット覚えるより作品を創ることの方が重要でしょ!」とショートカットは覚えずに独学していました。アホでしたね。

変にパソコンの扱いに慣れてしまい、ショートカットを使わずにできてしまう分、習得するのに時間がかかりました。

新入社員だからこそショートカットをマスターして爆速で仕事を終わらせましょう。

3.とにかくスピード

よく質か量か問題があげられますが、確実にスピードです。業務で使用するショートカットをしっかり覚え、爆速で仕事を終わらせましょう。

Webデザイナーとして仕事をしていて、スピードが早いとそれだけで信用されます。まじです。

早い段階で成果物をあげてもらえると、作品をブラッシュアップできる時間も余裕ができ、完成度を高めることができます。

また、入社して間もない段階でデザインが1発で通ることはほとんどないのでまずは形にしてしまうことを最優先にしましょう。

仕事のスピードを上げて徹夜ナシ、残業ナシで、能力の高い人に勝ちたいという方は、元マイクロソフトの伝説のプログラマー中島聡さんの「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」は今日からでもすぐに仕事で活かせる内容なので、オススメです。

4.とにかく量をこなす

同期と差をつけたかったら圧倒的な量・時間を投入すること。

ランチェスター時間の法則では人生=才能×時間の二乗+過去の蓄積という考え方で、才能がない僕みたいな凡人でも、時間の使い方次第で優秀な人達と同レベル・超えることができるということです。

人の3倍時間をかけると、だいたい勝てる

人の4倍時間をかけると、圧勝できる

人の5倍時間をかけると、才能や実力が人よりも劣っていても絶対に負ない

と定義されています。

「専門的な技術」や「知識」を身につけるためには、「反復」しかありません。

1回見ただけでできるようになる魔法の手法はありませんのでこれ以上探すのをやめましょう。過去の自分がまさにそうでした。

「反復」を繰り返すことで熟練度があがってきます。

専門的な技術や知識は、とてもゆっくりと目に見えない速度で徐々に身につくものだと理解しましょう。

イギリス生まれの元新聞記者、マルコム・グラッドウェル氏が「天才! 成功する人々の法則」(講談社、2009年)(原題:Outliers: The Story of Success)で、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だという主張です。

著書でグラッドウェル氏は、ある調査で「エリート演奏家は20歳までに合計で1万時間の練習を積み重ねた」という結果が出たと述べ、大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要だという「1万時間の法則(ten-thousand-hour rule)」の存在を指摘しました。

モーツァルトやビル・ゲイツ氏をはじめとした成功者には、大成するまで1万時間の下積み期間があったといいます。

いま取り組んでいることがあれば、毎日少しずつでも積み重ね続け、膨大な量を行動することで必ずプロレベルに達する事ができます。

5.とにかくアウトプット

インプットしたものをアウトプットして初めて評価されます。

Webデザイナーは実際に手を動かして成果物をつくることでしか成長しません。とにかくモノを作りましょう。

デザインの理論や、流行りなどをインプットすることも大事ですが、学んだことを実際につくってみるアウトプットこそが大事です。

過去の僕は、本でデザインを勉強した気になっていましたが。現在の自分の身になっている技術は実際に手を動かして試行錯誤したものでしかありません。

簡単なデザイン、簡単なWebサイトなどをまずは0から作ってみる経験からはじめてみましょう。

6.デザインの向こう側を意識

デザインの向こう側には必ず人がいます。

広告、Webサイト、名刺、看板などいたるところにデザインが存在しますが、そのデザインをみて行動をおこす「人」の存在があります。

この「人」を意識したデザインができるかどうかで周りと差がつきます。

  • これからつくるデザインはどんな人をターゲットにしているのか?
  • どんな行動を起こさせたいのか?
  • どんな気持ちになってもらいたいのか?

「人」に寄り添ったデザインは必ず伝わります。

7.自分の気持ちをもつこと

言われたことをやるだけならあなたじゃなくてもいいです。

どういうことかというと、デザインには個人の「味」がでます。

このデザインはあの人が作った特徴というかオーラがみえます。

長く一緒に働いているとデザインだけで誰が作ったかわかるようになります。

せっかくデザインを作るならひとつひとつにどういう意図を持ってデザインをしたか、このデザインをどういう人に届けたいのかどんどん深く考えていくとその考えたことがデザインに滲みでてきます。

逆に何も考えずに作ったデザインはスカスカなのが一瞬でバレます。

ソフトバンクグループ代表取締役会長の孫正義さんのこんな言葉があります。

脳がちぎれるまで考えよ

2015年度新卒向けイベント 「ソフトバンク新卒LIVE2015 ~ 孫 正義から未来を担う皆さんへのメッセージ~」

デザインを作ることにも当てはまる考え方です。

脳がちぎれるほど考え抜いたデザインは必ず相手に伝わるし、たとえボツになったとしてもどこかのタイミングで考え抜いたデザインが役立つときが必ず来ます。

忘れず意識していきましょう。

8.コミュニケーション能力

Webデザイナーはクライアントのイメージを具体的な形にするのが仕事です。

  • どんな用途で使うのか?
  • どんな人に届けたいのか?
  • どんなデザインがいいのか?

人によって感じることはさまざまで、とくにわかりやすいのが「色」です。

赤がいいと言われたら、あなたはどんな赤をイメージしますか?

  • 発色のいい蛍光色の赤なのか?
  • それとも濃いワインの色のような赤なのか?

これによってもデザインのイメージは大きく変わってきます。

この抽象的なイメージをクライアントから引き出す為にあなたにはコミュニケーション能力が必要になります。

僕はクライアント先に営業兼デザイナーとして直接訪問するので、デザインのイメージなど生の声が聞けますが、あなたの会社では営業担当さんからクライアントの要望を間接的に聞くことの方が多いかと思います。

この場合でも、コミュニケーション能力が必要になってきます。

営業さんはコミュニケーションのプロです。ただデザインに関しては、あなたの方が専門知識が豊富なはずです。

必要な情報を漏れなく聞いてきてもらうため、認識のズレがないように必要な項目を箇条書きで送りつけましょう。

クライアントもあなたの素晴らしいデザインを求めて依頼してきているので、細かな質問が届くと「真剣に私たちのことを考えてくれている」と思ってくれます。

これが信頼につながります。

9.ヤル気は行動で示す

誰でも面接の時は、「ヤル気はあります」とアピールします。このヤル気を仕事でどうだせるかで同期と差がつきます。

「ヤル気」を見せるには「行動」するしかありません。

「行動」することで「ヤル気」が見えます。

「行動」でしか「ヤル気」は判断できないのです。

ヤル気を見せる一番の行動は「1番に手を挙げる」です。

この行動は「1番」でないと意味がありません。「1番に手を挙げた人」と「それ以外」に分類されます。

2番手など存在しないのです。

そしてこの「1番に手を挙げる」人に全ての仕事と絶大な信頼が集まります。

そして任された仕事を死に物狂いで成功させるとさらに仕事と信頼が積み重なっていきます。

「ヤル気」を「行動」で示しましょう。

10.どんなことでも楽しむ姿勢

どんなことでも楽しめる人が最強です。

あなたの周りには「楽しみながらバリバリ仕事をする人」がいると思います。

残酷な真実ですが、本当に心から仕事を楽しんでいるのかというとそうではありません。

「楽しそうに仕事をしているフリ」ができているだけなのです。

組織に属するということは、理不尽な目にあうこともあるでしょうし、問題が起こって解決に奔走している時もあります。どうしてもヤル気が出ない時もあるでしょう。

そんなときに「楽しそうなフリ」ができるかどうかであなたの今後の人生に大きく関わってきます。

心から辛そうな顔で仕事をしている人より楽しそうに仕事をしている人についていきたいですよね?
切羽詰まってピリピリした人より落ち着いていて安心感がある人に仕事を任せたいですよね?

「忙しいフリ」の人はどんどん仕事と信頼を失っていく一方で、「楽しいフリ」ができる人はどんどん仕事と信頼が積み重なっていきます。

心から楽しむ必要はありません。

「楽しそうなフリ」だけでいいのです。

まとめ

Webデザイナーに限らず入社1年目に意識すると確実に周りと差がつく10のこと

今回は、Webデザイナーに限らず入社1年目に意識すると確実に周りと差がつく10のことをご紹介しました。

おさらいです。

入社1年目の教科書 意識してほしい10のこと

  • とにかく締め切りを守る
  • ショートカットの使い方をマスターする
  • とにかくスピード
  • とにかく量をこなす
  • とにかくアウトプット
  • デザインの向こう側を意識
  • 自分の気持ちをもつこと
  • コミュニケーション能力
  • ヤル気は行動で示す
  • どんなことでも楽しむ姿勢

何も特別なことはご紹介していません。

少しの意識だけで確実に周りと差をつけることができるので、ぜひ何か一つでも実行して継続してみてください。

以上、「Webデザイナー1年目の教科書意識してほしい10のこと」でした。

  • この記事を書いた人
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関西出身の29歳 R.BLOG(アールドットブログ)では、完全未経験から独学でWebデザイナーへ転職し、現役Webデザイナーとして日々学んだ(Webデザイン・プログラミング・Webマーケティング・SEOなど)タメになる情報を発信していきます。

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